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岩手県北上山地の中央にゆったりとかまえる早池峰山。その麓にある小さな集落、タイマグラ。アイヌ語で「森の奥へと続く道」を意味します。その言葉の通り、森へと伸びる道の先で、南部桶正は桶屋を営んでいます。 暮らしの中から木製品が消えていき、桶もまた使われなくなってきました。しかし、木の持つぬくもりや潤いは、現代の暮らしにこそ求められているのではないでしょうか。木は切り倒されてからも「かたち」をかえて生き続けていくものです。私のつくった桶から、その生命力や安らぎを感じていただければ幸いです。
